弊社でリアル飲み会が開催されなくなったので、オンライン飲み会をやってみた
弊社代表取締役の @toyoshi がおもむろに下記のようなことを twitter に書いていた。
Misocaは今年から会社公式の飲み会(忘年会等)はなくなりました。そういう会のメリットや楽しさはあるのは間違い無いですが、なしの方向でチャレンジしていく。
— とよし / リーン顧客開発 (@toyoshi) 2018年3月27日
お前がそうチャレンジするなら、こっちもチャレンジだ。
ということで、とあるプロジェクトの打ち上げを、普段リモート勤務でつかっているZOOMの部屋をそのまま使って、リモート打ち上げをやることにした。
リモート飲み会のやり方
- 開催日時を決める
- ZOOMの部屋番号を決める
- 自分が食べられるだけの食物と飲物を用意する
- 帰宅する
- 開催日時にZOOMに入室する(遅刻しても良い)
- 飲んで食べる(なんなら食べずにLOMるだけでもよい)
- 眠たくなったり風呂に入りたくなったりしたら各々挨拶して退出する
以上だ。君たちにもできる。
リモート飲み会をやると良い点
- 店の予約をしなくて良い
- 金の心配をしなくて良い
- 遠方の人も参加できる
- お酒を飲めない人や、量を食べられない人が割り勘で損をしないし、好きなものを飲み、食べることができる
- 終電の帰宅をしなくて良い
幹事は日時の設定とZOOM部屋の確保くらいしかすることがないのでとても楽。最悪全員がドタキャンしてもダメージ0。一部のエンジニアの皆さんが最も不得意とする「電話で飲み屋の予約をする」もしなくて良い。
当然、場所を問わないので遠方に住む弊社のリモートエンジニアも問題なく参加できる。
また、お酒を飲めない人、食事を食べない人が割り勘になってしまうのはかわいそうなのだが、リモート飲み会だとそれがなくて全員平等でとても良い。
お酒が飲めない人も好きなものを飲めばいいし、食べ物も好きなものを食べればよい。自由だ。
更に、幹事は参加者の終電を気にしたりすると思うが、そういうことも一切気にしなくてよいのもいい。安全に飲み会を開催できる。
リモート飲み会をやると悪い点
- 気軽に遅刻する
- 一人暮らしではない人は場所の確保が大変かもしれない
- Slackが参考文献で荒れ、参加していない人にはなんのこっちゃわからん
今回19時開催だったのだが、私も含めて大体ざっくり集まったのは19時半くらいになった。致命的なものではないが、全員でかんぱーいみたいなのが(プロジェクト終了の打ち上げという意味では)できなくてピリッとしなかったかもしれない。でもまあそんなに深刻な問題でもないかな。
口頭で喋っていて、このリンク見てみたいな感じでSlackで参考文献を流していくので、プロジェクト用の channel が荒れてしまった。次回からはリモート飲み会専用の channel を作って臨みたい。
私の参加の仕方
私は割とギリギリまで事務所で働いていたので、ちょっと遅れて19時半ごろから参加した。
最寄りのファミマで効率の良さそうな飲み物等を買ったあと、
ZOOMに参入してAirPods で飲み会に参加しながら、ビールを飲みつつコンビニ食材で適当なつまみを作り、
しこたまお酒とワインを飲んだあと、大体22時位まで参加して、お先に退出。若手はその後も飲み会を続け、(Slackのログによると)23時半くらいにお開きになったようだ。
リモート飲み会を見守る上司のおごりしぐさ
リモート飲み会をやると部下が言ったらおごってやりたいのが上司の気持ち。
最後に、スマートなおごりしぐさを提示しておく。これが上司力。
野生化、もしくは自己組織化の話
皆さんこんにちは。 @oosawatechnica です。戦後の闇市のようなインターネット業界を己の腕一本で生き抜いてきたみなさん、お元気ですか?
私は今でもあの頃と同じように、インターネットにいます。
最近は Misoca という会社で、主に「大沢」という職種で働いています。ご覧の通り、名刺には名前しかありません…。
さて、お年寄りなので日記といえば日記猿人ですが、今回は Misoca Advent Calendar 2017 の記事として書いていきます。
とあるプロジェクトの深刻な野生化
具体的なプロジェクト名は避けてますが、PJ1(仮名)の振り返りのKeepのカードです。ひどいカードですね。
私は現在、大小数えると5~6くらいのプロジェクトに、いわゆるプロダクトオーナーとかプロダクトマネージャーのような感じで関わっています。
Misocaでは、ほとんどのプロジェクトがスクラム開発の手法に則って開発をすすめており、基本的にはどのプロジェクトチームも素晴らしいのですが、ちょうどこの時期はPJ2(仮名)について、私がよ〜く見ていないといけない状況になりました。
そこで、PJ1を、放置する、という暴挙に出てみたんですね。やっていたのは、スクラムマスターに質問されたら話すのと、esa や Trello など関係ボードを見る程度です。
そして数週間後に「全然進んでなかったらどうしよう〜」などと思いながら戻ってみると、PJ1の開発メンバーは全く問題なく進めていて、バーンダウンチャートも非常に美しい形状で、何も問題がなかったんですね。
プロダクトオーナーの管理下に置かれることなく、開発メンバーが目的に対する最適な方法とプロセスの策定に関し権限を持ち、スクラムマスターと共にいい感じでやっていく、この状態のことを、野生化と呼んでいました。
せっかくいい感じに野生化できたので、私は普段どんなことをやっているのか?を3つ書いてみたいと思います。真似するかしないかは、自己責任で…
私がやっていることその1:実現したいこと、提供すべき情報をできるだけ正しい日本語で言う
自分が実現したいことや、共有したり提供すべき情報を、できるだけ正しい日本語で、何度も「伝わってる?」って確認しながらやっています。
私の日本語は勢いの日本語なので、Misocaのエンジニアの皆さんによく添削されていますが…
これをやっておくと、インセプションデッキ、ペルソナ、ナラティブ、インタラクション、ストーリーあたりがきちっと固めることが出来るので、野生化への整備が整います。
私がやっていることその2:中途半端な知識で手段を提示しない
中途半端なインターネット知識でわかったような言い方で話すのは絶対にやめています。例えば、「この文字ボールドにして」みたいなのを、「特にこの文字をユーザーに訴求したい」というような言い方をしてます。
目的を伝え、手段を提示しないことで、野生化への整備が整います。
私がやっていることその3:信じて任せる
開発ブログではなく個人ブログなのでemoい事を書きますと、とにかく、信じて任せています。
私はエンジニアやデザイナーではなく、ただのインターネット好きがインターネットで仕事をしているだけなので、エンジニアやデザイナーが行う事以上のことを、私にできるはずがないので…。
その代わり、いつでもどこでも、土下座できる準備はできています…!!!
信じて任せる、これ以上の野生化への整備はないと思います。
自己組織化にはプロダクトオーナーと開発チームとの関係性が重要
…と、色々書いてみたのですが、 事後検証ボードにあった @kokuyouwind さんのまとめが完璧だったので、そのスクショを貼って、このお話を終わりたいと思います。
今回は大沢さんが開発チームに権限を適切に移譲して、開発チームの判断でユーザストーリーの細部を決めやすい環境だった。(その代わりに、決めたことは細かいバッチでお互い伝えあっていた)
これにより、開発チームの自己組織化(おおさわさんがいう野生化)がうまく進んだ。
野生化、と雑にいっていたのが、自己組織化と言い換えたことにより一気に「あれ、私っていま、良いことしてる…?」って思えた瞬間でした。
これからも大沢園長として、野生化されたプロジェクトと、フレンズ動物のように自由に開発をすすめるチームを、そっと見守っていきたいと思います。
さて明日は、稀代のゴシップ好き、@y0shoku 先生ご執筆の「Misocaの開発環境2017冬」です。お楽しみください。
地に足がついているブログを復活します
古くは津田日記リンクスの頃からご存じの方こんにちは。
久々にテキストを書きにインターネットに戻ってきました。
どうぞよろしくお願いいたします。